【天皇賞・春1週前追い】アクターと新コンビ横典「不安なし」

[ 2017年4月21日 05:30 ]

<天皇賞・春1週前追い>横山典を背に併せで追い切るゴールドアクター(手前)
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 天皇賞・春(30日、京都)の1週前追いが東西トレセンで行われた。美浦では復権を期す15年有馬記念V馬ゴールドアクターに、新コンビを組む横山典が2週連続となる追い切り騎乗で感触を確かめた。Wコースでシアーライン(4歳1000万)を4馬身追走。直線は強めに追われ、内で併入に持ち込んだ。横山典は「しっかりやった。2回乗せてもらって、順調だと感じている。不安な点はない。馬はできているので、あれこれ加える必要もない」と手応えを口にした。

 動きを見守った中川師も「指示通りの調教。馬に行く気があって反応も良かった」と満足そう。5着に敗れた前走・日経賞については「有馬記念(3着)の後にササ針(血液の循環を促す針治療)をした影響もあり、乗り込みが少し足りなかった。数字(体重)は同じでも、体がもう少しという感じだった」と完調手前の見解。「1回使って体も締まってきた」と確実に上昇カーブを描いている。

 昨年のこのレースは1番人気で12着大敗。「パドックでイレ込んでしまい、レースにならなかった。賢い馬なので早め(木曜)に輸送したことで、競馬が待ち切れなかったのかも」と振り返る。今年は輸送を1日遅らせることも検討中だ。横山典は「レース内容を見て、どこが凄いのか、どこが足りないのか。いろいろ考えながら自分なりの乗り方をしたい」と意気込む。春の盾3勝を誇る名手の手綱さばきにも注目だ。

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2017年4月21日のニュース