【梅ちゃん先生 特別編】中山10R 戸崎が再び騎乗するビヨンジオール

[ 2017年4月9日 08:00 ]

 平井の酒場に怒声が上がった。土曜中山メイン・ニュージーランドTのゴール前。最内を進んだシュタルケ騎乗のジョーストリクトリが外へ大きく斜行し、上位争いを演じるスズカゼの進路をふさいだ。手綱を引っ張って急ブレーキをかけるスズカゼの吉田隼。無念4着。「シュタルケは勝っても威張れねえぞ。馬が左(外)に斜行しているのに右ムチを入れ続けてるじぇねえか。あれがドイツの名手か」。スズカゼの複勝馬券を買い込んだ常連の金城は怒りが収まらない。気を取り直して日曜競馬…。

 中山10R 戸崎が再び騎乗するビヨンジオール

 ビヨンジオールは前々走で13着に大敗したが、敗因は鞍上に尽きる。手綱を取ったシュミノーは全く折り合いを付けられなかったうえ、ゴール後、騎乗馬に八つ当たり。フランスの実力派らしからぬ行動だった。前走で戸崎に代わった途端に折り合って2着。追い込みの利く今の中山なら再び連対可能だ。

 中山9R ハーツブライトが気配一変

 ハーツブライトは前走で8着に敗れたが、力負けとは言えない。フレグモーネ(脚部の急性炎症)を発症するなど順調さを欠いたうえ、レースでは発馬でつまずく不利。今回の坂路追いでは前走時と別馬のような切れのある動きを見せている。新馬戦はクラシック候補に名が上がるほどの圧勝V。桜花賞こそ間に合わなかったが、デイジー賞からオークス戦線へ。復調したとあれば、期待がふくらむ。

 阪神10R エポワスの鉄砲駆け

 セン馬は丈夫で長持ちというが、エポワスも9歳馬とは思えない体の張り。4カ月ぶりとはいえ、豊富な調教量で万全に仕上がっている。鼻差2着に好走した前走のオープン特別も休養明けだった。舞台も前走と同じ。土曜の降雨で前走同様に時計のかかる馬場。狙うならここだ。

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2017年4月9日のニュース