【桜花賞】キンカメ不在ならディープで決まり!狙い立つサロニカ

[ 2017年4月7日 05:30 ]

厩舎周りを運動するサロニカ
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 近年の桜花賞は2大種牡馬の寡占状態だ。もちろんディープインパクトとキングカメハメハのことで、10年以降の7回のうち、昨年のジュエラー(父ヴィクトワールピサ)を除いた勝ち馬6頭は、どちらかの産駒だった。今年はキングカメハメハ産駒の出走がないだけに、ディープインパクト産駒に要注目。当然、サロニカに狙いが立つ!

 これは陣営にも心強いデータか!?“桜花賞はディープ産駒が好相性”と聞いた辻野助手は「ディープにもいろんなタイプがいますからね」と苦笑いを浮かべるが、「確かに走りが軽くて、切れそうな動きをするところはディープかも」とリップサービス。さすがは角居厩舎だけあって、大一番を前にしても余裕がある。

 もちろん、出来に自信があるからこそのリラックスムードだ。最終追いは坂路でデニムアンドルビー(阪神牝馬S出走)に胸を借りてサッと。馬なりだけに時計は4F54秒0〜1F12秒8と地味だが、「放牧を挟んで心身共にリフレッシュできているし、動ける態勢です」と辻野助手。キャリアわずか3戦だが器用さを兼ね備えているのも大きなセールスポイントだ。ここが重賞初挑戦も牝馬に先着を許したことはなく、未知の魅力にあふれている。

 ちなみにディープ産駒はファーストクロップが3歳を迎えた11年以降の桜花賞で、6年連続で馬券に絡む活躍。延べ21頭で【4・4・1・12】の勝率19%、複勝率43%。回収率は単複共に優に100%を超えている。さらに“ディープ産駒の必勝データ”も紹介しよう。11年以降、キンカメ産駒が不在の桜花賞は11、13、14年の3回。その全てでディープインパクト産駒が勝っているのだ。つまり、キンカメ不在の桜花賞はディープで決まり。今年の桜はサロニカで勝負するしかない。

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2017年4月7日のニュース