【桜花賞】リスグラシュー 打倒ソウルへ切れた11秒8披露

[ 2017年4月6日 05:30 ]

坂路コースで併せ馬(ノルナゲスト)に大きく先着するリスグラシュー(手前)
Photo By 提供写真

 女王ソウルスターリングと2度の対戦(阪神JF・チューリップ賞)で、いずれも辛酸をなめさせられているリスグラシュー。“三度目の正直”がないとは言えない。なにせ昨年、全国リーディングに輝いたトップトレーナーの意気込みは明らかに後者なのだ。

 「先週、ジョッキー(武豊)が乗って、大丈夫、変わっていると言ってくれた。明らかに良くはなっている。先にオークスがあると考えず今回は目いっぱいに仕上げた」

 矢作師は“打倒ソウルスターリング”などとブチ上げることはしないが、自身の管理馬を絶好調に仕上げる自信は隠さなかった。

 この日の追い切りは坂路で上がり重視。併せに3歳未勝利馬(ノルナゲスト)をチョイスしたのも負荷を最小限に抑えるためか、全体を55秒1にとどめラストは11秒8と切れ味を披露。追走先着し、3馬身も置き去りにしてみせた。

 手綱を託される武豊は、対ソウルスターリングの質問に「ここ2戦は完敗。逆転は大変だけど可能性はある」と、相手に敬意を表して一発をにおわせていた。

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2017年4月6日のニュース