【大阪杯】北島三郎オーナー、キタサンブラックの現役続行を宣言

[ 2017年4月3日 05:30 ]

<阪神11R・大阪杯>キタサンブラックで制した武豊(左)と笑顔の北島三郎(奥はキタサンブラック)
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 キタサンブラックがG1を勝った後の名物となっていた「まつり」の熱唱を封印した北島三郎だが「この感動、興奮は何回あってもいい。強くなりましたなあ」とご満悦の表情。そしてレース後の会見でサプライズ。「(ブラックに)もう少しレース場で頑張って走ってもらいたい。寂しくなっちゃうから、引退はやめました」と語り、年内での引退が濃厚とみられていたブラックの現役続行を宣言した。

 このレースの勝利で「愛チャンピオンS」への優先出走権を得て、今秋は「凱旋門賞」を含め海外での活躍も期待される。「可愛い我が子を知らない土地でつらい思いさせたくないし、しばらく(日本に)いないのも寂しいのが親心」としたが、「春、夏を越えていい調子で、皆さんが望むなら外国も反対しません」と前向き。「頑張っていい格好で戻ってきてくれたら、これまた親孝行。いつ成仏してもいい」と言って周囲の笑いを誘った。

 自身は昨年9月に頸椎(けいつい)症性脊髄症の手術をし、現在も「まだ足元がしっかりしない」と紅白引退撤回はなし。だが、「歌の道を歩くため生まれてきた。倒れるまで歩きたい」と、ブラックに負けじと“生涯現役”を誓っていた。

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2017年4月3日のニュース