【細原・騎手で獲る 特別編】2日阪神11R 渋った馬場も苦にしないヤマカツエースが差し切る

[ 2017年4月2日 08:00 ]

 4月を迎え新学期がスタート。阪神競馬場に向かう阪急電車内は、入学式を控える若人たちであふれ返っていた。その服装を見るとビシッと決めたスーツの上から、マフラーにジャンパーという防寒着。日曜もそれほど気温は上がらず、春のポカポカ陽気は週明けからになりそうだ。

 土曜の阪神は芝・ダートともに「やや重」でのスタート。週中の雨と低い気温も影響してか、どちらも水分を含み渋った馬場での開催になった。引き揚げてくる砂を被った人馬は全身泥だらけ。芝のレースでも勝負服に泥が飛び散っていた。新設G1・大阪杯(阪神11R)はタフな戦いになりそうだ。

 ◎ヤマカツエース。踏み込むが強く渋った馬場も苦にしないキンカメ産駒で、目下の充実ぶりは目を見張るモノがある。“変則連覇”となった前走の金鯱賞は、このレースを目標とした有力馬が集い例年以上のメンバーが集結していた。その一戦を外からマクって、直線は後続を突き放す快勝劇。レース後に池添兼師は「余裕残しだったが強い内容で、距離2千メートルも合っているんだろうね。一度使って次はもっと良くなる」と手応えをにじませていた。

 先のある有力馬(天皇賞・春→宝塚記念)とは違い、涼しい気候が条件の◎ヤマカツは目標がここ1本。“目イチ”の仕上げを施され出来は最高潮だ。自慢の末脚で休養明けの実績馬たちを斬る!! 勝負馬券は3連単1着固定で、相手はキタサンブラック、サトノクラウン、マカヒキ、アンビシャス、ミッキーロケット、ステファノス。馬連を押さえる。

続きを表示

2017年4月2日のニュース