【大阪杯】キタサンブラックの清水久師「恥ずかしい競馬できない」

[ 2017年3月31日 05:30 ]

清水久詞調教師
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 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、大阪杯にキタサンブラックを送り込む清水久師を直撃した。

 ――キタサンブラックの前走(有馬記念)は2着でした。

 清水久師 京都大賞典、ジャパンCと連勝後でしたけど、特に疲れもなく良い状態でした。

 ――道中厳しいマークに遭いました。

 有力馬の一頭でしたからね。それは仕方のないこと。覚悟はしていました。

 ――それでもゴール前、1度は抜け出す強い競馬ぶり。

 最後の最後に差されたけどよく粘ってくれました。実力があるところはお見せできたと思っています。

 ――今回はそれ以来の競馬になります。

 中間は放牧に出しました。ただ完全に緩ませたわけではなく、帰厩させてからもずいぶんと乗っています。

 ――最終追い切りはCウッドで6F83秒7〜11秒9。1週前にもビシッとやっていました。

 しっかり乗り込んできたので最終追い切りは調整程度で十分。動き自体は良かったので問題ないでしょう。

 ――武豊騎手は何か言っていましたか?

 「いきなりから走れる」と良い感触をつかんでくれたようです。

 ――昨年2着。2000メートルはそれ以来になります。

 どんな距離でも競馬をできるのがこの馬の強み。距離に関しては何も心配していません。

 ――大阪杯がG1に昇格。G2だった昨年、出走した時よりも仕上がっていると考えていいですか?

 確かに昨年はG2でしたけど、それはそれでしっかり仕上がってはいました。ただ、今回は年度代表馬としての出走になるので“より”恥ずかしい競馬はできないと考えています。

 ――このあとG1が続きます。

 だからといってここは余力を残すとか、叩き台でというわけではありません。一戦一戦、勝ちにいくつもりでいます。

 ――やはり前で競馬をする形になるのでしょうか?

 今までの競馬からも自然とそうなるかもしれませんが、そこはジョッキーに全て任せます。こちらから前で競馬をしてくださいと言うつもりはありません。

 ――ファンの多い馬で、秋には凱旋門賞挑戦という噂も出ています。

 それだけの実力がある馬であるのは間違いありません。良い競馬になってくれることを願っています。

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