モレイラ・マジックだ!ヴィブロス・大魔神オーナー海外初挑戦で快挙

[ 2017年3月26日 00:55 ]

ドバイ・ターフで優勝したヴィブロスとジョアン・モレイラ騎手
Photo By 共同

 天才モレイラ・マジックだ!!昨年のリアルスティールに続き、ドバイターフ日本馬連覇の快挙!!

 ドバイ国際競走が25日、UAEメイダン競馬場で行われ、7Rドバイターフ(芝1800メートルやや重=13頭立て)に出走した昨年の秋華賞馬ヴィブロス(牝4=友道)は、新コンビ・モレイラが騎乗し、道中、後方を内めを追走。直線入り口まで前がカベになりながらも、直線半ばで、うまく外に持ち出した。そこで鞍上モレイラがGOサインを出すとエンジン全開。先頭に躍り出たエシュムを見事、差し切り1着でゴール板に飛び込んだ。2着エシュム、3着リブチェスターで3連単(9)(3)(1)16万円台の大穴となった。

 鞍上のモレイラは馬上でのインタビューで「陣営に感謝したい。調子は良かったですが、どの馬にも出来るレースではなかった。本当にいい馬です」と初めてコンビを組むパートナーを称えた。

 馬に無理をさせず成長を促した結果であろう。姉は13、14年のヴィクトリアMを連覇したヴィルシーナで、友道厩舎ゆかりの血統。デビュー前から注目されるも、体質の弱さもあり出世が遅れていた。「去年の夏に休ませてから、しっかりしてきた。G1を勝った後も牧場に見に行くたび、体が大きくなっていた」と友道師は語る。当初は11月の米国ブリーダーズCもプランに入っていたが、馬体が成長したことで予定を前倒しし、ここドバイに参戦した。

 素質が開花し、異国の地でG1・2勝目。14年のジェンティルドンナ(シーマクラシック)に続く、日本牝馬2頭目のドバイG1制覇を決めた。オーナーで元メジャーリーガーの佐々木主浩氏(49)は海外初挑戦でV。底知れぬ成長力で世界を制圧したヴィブロス。次はさらにたくましくなった姿を見せてくれるに違いない。

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2017年3月25日のニュース