【ドバイターフ】仏ザラック管理調教師「楽な競馬にはならない」

[ 2017年3月24日 05:30 ]

A・ドゥロワイエデュプレ師
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 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、ドバイターフにザラック(牡4=仏国)を送り出すA・ドゥロワイエデュプレ調教師を直撃した。

 ――ザラックの母ザルカヴァは凱旋門賞を含む7戦7勝。この馬も管理されていました。

 A・ドゥロワイエデュプレ師 ザルカヴァは完成度の高い馬でした。ザラックはまだ成長途上ですが良血馬なので元から期待は大きかったですよ。

 ――前走(G3・ドバイミレニアムS1着)は鞍上が抑えたまま余裕の楽勝。

 状態は良かったので強い勝ち方をしてくれました。

 ――その後も良い状態をキープしていますか?

 直前の水曜日(現地時間22日)には芝コースで最終追いとなる併せ馬。追った後の息の入りもよく、順調に仕上がっています。

 ――最終追い切りは予定を1日延期しましたが?

 前日が朝からもの凄い雨で芝コースが滑る感じでした。それで1日延期しただけで馬の状態の問題ではありません。

 ――相手関係はどうお考えでしょうか?

 ヨーロッパのG1ホースもいるし、この前みたいに楽な競馬にはならないでしょう。

 ――日本のヴィブロスもG1馬です。

 凱旋門賞を見ても日本馬のレベルが高いことは分かっています。だから軽視は禁物だと考えています。

 ――初G1制覇の期待がかかる。

 フランスダービーなど、アルマンゾルの2着が2回あります。アルマンゾルは後に古馬相手に愛英のチャンピオンSも勝つほどの馬。そう考えると、ここまでG1を勝てなかったのは不運なだけ。いつ勝ってもおかしくないと思っています。

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