【モーターボート大賞】いざSG戦線へ!井口が62度目の美酒

[ 2017年3月12日 05:30 ]

優勝カップを手にしファンに応える井口
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 ボートレース徳山のG2「モーターボート大賞」優勝戦が11日、最終12Rで行われ、1号艇の井口佳典(39=三重)がインから伸び返して快勝した。G2MB大賞は初V、通算は62V。

 波乱あり、番狂わせあり。そんなムードの中、終始、安定していた井口がきっちりと勝ってみせた。初日ドリーム戦から予感があった。1号艇の白井、2号艇桐生、3号艇瓜生が握ったところを井口が5コースからトップSを放ち、まくり差しで突き抜けた。これでリズムをつくり、波に乗った。

 予選最終日はまくりと逃げで連勝。荒れ気味の準優バトルでも1号艇からきっちりと決めてみせた。そして、この優勝戦。ハナを切った末永に半分ほど出られたが、そこで慌てないのが百戦錬磨の男。冷静に先に回り、何もなかったように勝ってみせた。

 レース後の優勝インタビューも余裕たっぷり。「末永君が出てましたね。でも、焦りはまったくなかった。このMB大賞は初めて。タイトルが本当に欲しかった」。東海地区選を制し、ここも貫禄の違いがくっきり。いよいよ始まるSG戦線へ、井口の態勢はすでに万全だ。

 ◆次走 優勝した井口佳典、そして峰竜太、辻栄蔵の次走は15日からの児島SGボートレースクラシック。松井繁、山崎智也、瓜生正義、池田浩二、石野貴之、桐生順平ら強豪と優勝を争う。末永祐輝は17日からの下関一般戦。原田幸哉、重成一人、丸岡正典らが出場。後藤翔之は18日からの多摩川一般戦。日高逸子、守田俊介、遠藤エミらが参戦。石渡鉄兵は24日からの江戸川G1ダイヤモンドカップ。浜野谷憲吾、坪井康晴、岡崎恭裕らとVを争う。

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2017年3月12日のニュース