【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】12日中山6R 決め手非凡なリカビトスの鉄砲Vを期待

[ 2017年3月12日 08:00 ]

 土曜の金鯱賞で◎に指名したルージュバックは、積極的に好位インを追走したものの、直線で何度も前が詰まってブレーキの連続。まともに追えないまま、流れ込むように8着でゴールした。結果的に最内1番枠が災いした形だが、これほど分かりやすい“不完全燃焼”の内容だと「次にまとめて返してもらおう」と頭を切り替えやすい。

 本日の勝負どころは、平場の3歳500万戦としては粒ぞろいの中山6R。実力比較が困難で人気が割れる公算が大きく、配当的な妙味が大いに見込める。◎は昨年10月の新潟新馬戦(芝1600メートル)V以来、4カ月半ぶりの戦列復帰となるリカビトス。速い上がりが出やすい新潟芝外回りコースとはいえ、初陣で3F32秒8は破格。細身のシルエットで馬体重も416キロと小柄な牝馬だが、祖父ディープインパクトを彷彿(ほうふつ)とさせる圧巻の瞬発力だった。ブランク明けで牡馬の骨っぽいメンバーが相手、しかも小回りの中山芝2000メートルと条件は楽ではないが、坂路での最終追いは十分に合格点を付けられる動き。鞍上にルメール起用は期待の大きさの表れとみて、強気に狙ってみる。

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2017年3月12日のニュース