【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】11日中京11R ルージュバックが待望の初G1奪取へ好発進

[ 2017年3月11日 08:00 ]

 毎週、本社予想の見解を説明する「検討原稿」を大量に書いているが、記者が担当するのは関東の本場と東日本エリアの第3場。G1を除く京都、阪神、中京、小倉のレースに関しては印のみで、紙面に根拠を書くスペースがない。というわけで、今週の当欄では紙面に予想の根拠を載せていない中京11R・金鯱賞をピックアップしてみた。

 大阪杯のG1昇格に伴い、同レースのステップ競走として暮れから移設。注目度が格段に上がった今年、関東から遠征するルージュバックを迷わず◎指名だ。G1ではオークスの2着が最高だが、G2とG3では4戦して【3100】と連対率100%。牡馬の骨っぽいメンバーを相手に連勝した昨年のエプソムC→毎日王冠は、いずれも強烈なインパクトを残す勝ち方だった。その2戦が強過ぎただけに東京芝1800メートルがベストという印象もあるが、芝2000メートルでも2歳時の百日草特別をレコード勝ちの実績。7着だった昨秋の天皇賞は窮屈な位置に入って不完全燃焼の競馬で、決して長過ぎることはない。3カ月半ぶりの実戦になるが、毎日王冠Vが約4カ月ぶりだったように久々は走るタイプ。最終追いの動きも圧巻だった。今年こそ、ビッグタイトル獲得が期待される関東期待の大物。G2なら主役は譲れない。

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2017年3月11日のニュース