【中山牝馬S】昨年の無念晴らすか…ミラーグロの大駆けに期待

[ 2017年3月9日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=8日】追い切りが集中する水曜。和田道師はいつも厩舎とコース全体を見渡せる通称「坂路タワー(監視塔)」を何度も往復しながら、管理馬の様子をチェックする。中山牝馬Sに送り込むクインズミラーグロの最終追いは、この馬にとって定番のポリトラック単走。軽快な走りを見届けた浜田は、タワーへと急いだが、いつもの席に師は不在。慌てて厩舎に向かうと、再びタワーへ引き返す師に遭遇。入れ違いをギリギリ回避しての取材スタートとなった。

 「いつも通りの動き。高いレベルで体調をキープして走れる状態」。師の表情は明るい。昨年の当レースは最下位16着に終わっているが、その1戦を除けば中山は【2・1・0・0】。「昨年は最内枠で包まれて、挟まれての展開。本来は得意としている舞台で、良馬場の切れ味勝負なら」と雪辱を期す。課題のゲート難も入念な練習で解消傾向。「前走(愛知杯3着)のような、ある程度前の位置で運べれば…」。昨年の無念を晴らす大駆けに期待だ。

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2017年3月9日のニュース