【弥生賞】サトノマックス1馬身半先着!シュタルケ「日曜楽しみ」

[ 2017年3月3日 05:30 ]

併せたバリングラ(右)に内から並びかけるサトノマックス
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 新馬戦を勝ったばかりで強豪ぞろいの弥生賞に挑戦するサトノマックスが、木曜追いで素材の良さをアピールする絶好の動きを見せた。新コンビを組むシュタルケを背に、同じく弥生賞に登録していたバリングラ(回避)とWコースで併せ馬。パートナーの1馬身後ろを抜群の手応えで進み、4角で内から並びかける。鞍上が手綱を緩めただけでグンと加速し、楽な手応えのまま1馬身半先着した。

 「コーナーの手応えが非常に良く、直線に入ると余裕でいい反応をしてくれた」。スタンド前に引き揚げてきた欧州の名手は動きを高評価。続けて「まだ若い馬で経験が少ないが、能力は間違いなくある。初の中山?困るような感じはしないね。日曜が楽しみだ」と笑顔で好感触を伝えた。

 初陣Vを飾った東京芝マイルの前走は、緩い流れを中団から一頭だけ別次元の伸びで差し切り。それも、森助手が「1週前に軽く熱発し、週末に馬場入りを2、3日控える状況であの競馬。改めて能力の高さを感じた」と話すように、陣営の期待を上回るパフォーマンスだった。同助手は「中2週でも順調に調整できて前走以上の状態」と上積みの大きさを強調。さらに「距離はむしろ延びた方が良さそう。競馬で注文が付くタイプではなく、中山コースも問題ない。経験値の差はあるが、素質は互角以上だと思う」と力を込める。

 管理する堀厩舎は現在、京都記念(サトノクラウン)→ダイヤモンドS(アルバート)→中山記念(ネオリアリズム)と3週連続で重賞制覇。今週サトノマックスが勝つと、史上初の4週連続重賞Vという大記録を達成する。過去53回でキャリア1戦馬の優勝は一度もない弥生賞だが、今の堀厩舎なら、そんなジンクスもあっさりと覆してしまうかもしれない。

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2017年3月3日のニュース