【万哲の乱 特別編】25日阪神11R 差しが似合う高倉キョウヘイが一気

[ 2017年2月25日 08:00 ]

 先週19日の小倉大賞典は当欄で推奨した◎マルターズアポジーが鮮やかな逃げ切り勝ち。関東馬としては74年ノボルトウコウ以来、43年ぶり制覇の快挙となった。小倉に同行した米良助手は「小倉にまで行った甲斐がありました」と今週の美浦で感無量の表情。関東馬にとって、小倉競馬場は美浦トレセンからの超長距離輸送がある上に、小倉にはウッドチップの調教コースがないため、なかなか遠征に踏み切れないもの。1週前に早めに小倉入りし、現地の環境に対応したアポジーの精神力にも感服だ。さて今度のターゲットは?次走にも、ご注目を。

 その小倉大賞典で2着に飛び込んだのが高倉騎乗の8番人気ヒストリカル。追い込み不利の小倉で見事な立ち回りだった。高倉といえば、12&13年中京記念連覇を飾ったフラガラッハの“鮮烈差し”が印象的。末脚をうまく温存して爆発…が得意技。そういう意味では2走前の千両賞(2着)で脚質転換した戦略も功を奏したのだろう。前走・シンザン記念(1着)はフロックではない。むしろ直線半ばに坂のある阪神の方が持久力は生かしやすい。中間の雨で、極端に高速化していない芝も味方に。

 《もうひと押し》中山は3Rのブルーリゲルがお勧め。堀井師は「ダート調教で動いているので、芝からコース替わりは魅力。ブリンカー着用がプラスに出れば」と先週のマルターズアポジーに負けない期待だ。

続きを表示

2017年2月25日のニュース