【フェブラリーS】モーニン連覇へ圧巻50秒4「去年以上かも」

[ 2017年2月16日 05:30 ]

<フェブラリーS>ウッドチップを蹴り上げ、坂路で追い切るモーニン
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 すさまじい推進力でグイグイ駆け上がった。モーニンは坂路単走で最終追い切り。最初の1Fを14秒2で入ると、そこからグンと加速した。1頭でも気を抜くシーンは一切なし。12秒5、11秒8とスピードに乗ってラスト1Fは11秒9で力強くフィニッシュ。この日、3番目に速い4F50秒4をモニターに刻み込んだ。先週の併せ馬で4F51秒9〜1F12秒1とビッシリ負荷をかけ、さらに時計を短縮。稽古をつけた荻野要助手が絶好の感触を伝える。

 「この時計で動いたんだし、良かったとしか言えないですね。しっかり動けているし、息の入りも言うことなし。近走はもうひとつだけど去年のこのレースをレコードで勝っているし、今年もやれるはずですよ」

 ちょうど1年前にGI初制覇を飾って以降、かしわ記念が8着、秋の3戦も日本テレビ盃2着、武蔵野Sと前走・チャンピオンズCが続けて7着と勝利に手が届かなかった。その前走は5番手で流れに乗ったものの3コーナーで他馬に外から来られる展開。砂をかぶったところでひるんでしまい、位置を下げるロスがあった。その後は放牧を挟み、ここ一本に狙いを絞った調整過程。石坂師の言葉から巻き返しに懸ける意気込みが伝わってくる。

 「前走はペースが速かったし、外から来られて…。それが全て。その後はすぐにリフレッシュ放牧へ。日にちを計算して、やってきた。中間はフレグモーネ(傷ばれ)を発症したけど2日で治まったし、大丈夫。去年と同じような感じかな。もっと強くなっているかもしれない」

 能力は証明済み、態勢もキッチリ整っている。あとは結果を出すだけ。15年コパノリッキー以来、史上2頭目の連覇へ。今年も東京マイルの頂上決戦で存在感を示す。

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2017年2月16日のニュース