馬産地・青森の起爆剤に!大きな期待懸かるウインバリアシオン

[ 2017年2月7日 05:30 ]

青森で種牡馬生活を送るウインバリアシオンと再会した松永昌師(右)
Photo By スポニチ

 バリ、元気です!!G12着4回、日経賞など重賞2勝を挙げ、15年天皇賞・春(12着)を最後に引退したウインバリアシオン(牡9、父ハーツクライ)は現在、青森で種牡馬生活を送っている。初年度の昨年は35頭に種付け。種付け料が30万円〜(条件付き)とリーズナブルなこともあって、北海道から交配に来た繁殖牝馬もいたほど。同馬を所有するスプリングファーム(青森県十和田市)の佐々木拓也代表(43)は「馬産地・青森をもう一度、盛り上げたいとの思いでバリを迎えました。これだけの血統ですから。起爆剤になってほしい」と大きな期待を寄せている。

 1月下旬、バリに懐かしい来客があった。現役時代に管理した松永昌博師(63)が、けい養先の荒谷牧場(青森県東北町)を訪問。引退後、初の再会を果たした。現役中は2度左前浅屈腱炎で休養、ラストランでは同じく左前脚の浅屈腱不全断裂を発症したとあって、師はバリに近寄ると真っ先に脚元をチェック。「まだ少しボコボコしているけど、大丈夫そうだね」とホッとした表情を浮かべていた。

 佐々木代表の「特産品のリンゴは嫌いでニンジンばかり食べる。種付けは大好きだけど、牝馬のえり好みをする」などのエピソードに、笑顔で耳を傾けていた松永昌師。間もなく産駒1号が誕生予定と聞くと「次はバリの子を見に青森に来ないといけないね」と、うれしそうに再訪を誓っていた。

続きを表示

2017年2月7日のニュース