【東京新聞杯】重賞初制覇へ!最後に笑うのはマイネルアウラート

[ 2017年2月1日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=31日】気温が20度近くまで上昇してポカポカ陽気だった前日から一転、午前7時の馬場開場時に2度まで冷え込んだ1月31日の美浦。南馬場のスタンド前で鳥谷越が寒さに耐えていると、調教師席から高橋裕師が下りてきた。今週は連勝中のマイネルアウラートが東京新聞杯に出走。すぐに大きな取材の輪ができた。

 「まだ重賞も勝っていないし、胸を借りる気持ちだよ。エアスピネルが強い?手塚のところ(ヤングマンパワー)も強いよ」。他陣営を持ち上げる“泣き”のコメントを発しつつも、表情は実に明るい。気性の激しさが災いして凡走も多いタイプだったが、昨年10月以降で崩れたのは、師が「あの乗り方はひどかった」と振り返るように不完全燃焼だった3走前のオーロC(11着)だけ。前走・ニューイヤーSは58キロを背負って前々から押し切る強い競馬だった。「落ち着きが出たことで成績が安定した。中間も順調だし、回りも関係ない」と師。今の充実ぶりなら、3連勝で初タイトル奪取のチャンスも十分だ。

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2017年2月1日のニュース