ミッキーアイル電撃引退…「関係者と協議して」今春種牡馬入り

[ 2017年1月30日 05:30 ]

浜中騎乗で昨年のマイルチャンピオンシップを制したミッキーアイル
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 昨年度の最優秀短距離馬に輝いたG1・2勝のミッキーアイル(牡6=音無)が29日、現役を引退し北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りすることが決まった。音無師は「馬体に問題があったわけではない。今ならまだ今シーズンの種付けに間に合うし、関係者と協議して決まりました」とコメント。暮れの阪神C(6着)後は阪急杯(2月26日、阪神)から始動して高松宮記念へ向かう予定だったが、電撃引退が決定。既に社台スタリオンステーションに移動しており、新天地で第二の馬生を過ごしている。

 2歳未勝利から5連勝でNHKマイルCを制した快速ホース。古馬になって挑んだスプリントG1でも2着2回、3着1回と非凡なスピードで勝ち負けを演じた。昨年もマイルCSを逃げ切り、JRA賞のタイトルも手にしたばかり。音無師は「ディープインパクト産駒の中でも、マイルからスプリントまで走った馬は少なく珍しいタイプだと思う。そういう馬が生まれることを期待しているし、また子供を管理できれば」とエールを送った。天性のスピードは、オリンピックイヤーの20年にデビューする産駒に受け継がれていく。

 ◆ミッキーアイル 父ディープインパクト 母スターアイル(母の父ロックオブジブラルタル)牡6歳 栗東・音無厩舎所属 馬主・野田みづき氏 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績20戦8勝(海外1戦0勝) 総収得賞金5億2948万1000円。

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2017年1月30日のニュース