【シルクロードS】ソルヴェイグ坂路11秒8「みなぎっていた」

[ 2017年1月26日 05:30 ]

坂路単走で追い切られ、力強い走りを見せたソルヴェイグ
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 京都の「第22回シルクロードS」では、昨秋のスプリンターズS3着以来4カ月ぶりの実戦となるソルヴェイグが強烈な伸びを披露。始動戦から存在感を見せつける構えだ。

スプリンターズS3着以来のソルヴェイグは小雪が舞い始めた、開門から約20分後の坂路に登場。手綱を取った畑端(レースはM・デムーロ)が残り200メートルでゴーサインを出すと、キビキビした脚さばきで加速しラスト1Fはこの日最速タイの11秒8をマーク。調教パートナーを務めた鞍上は「仕掛けてからグッと沈む感じ。みなぎっていたね」と好感触を口にした。

 好タイムを確認した鮫島師は「全然、スピード感はなかったけどね」と苦笑いを浮かべながら「(1F)15→14秒で入り、しまいはしっかり伸ばした。動きは良かったんじゃないかな」と納得の表情を浮かべた。

 初めて古馬に挑戦した昨夏の函館スプリントSでいきなりV。一線級がそろったスプリンターズSでも、持ち味のスピードを生かして小差の3着に粘った。指揮官も「いいレースだった。勝ち馬とは頭+首差だったし、よく頑張っているよ」と改めて評価する。

 秋のG1舞台で奮闘した後は放牧に出しリフレッシュ。減っていた体もすっかり回復した。追い切り前日(24日)の時点で馬体重は482キロ(前走460キロ)。指揮官は「成長を促すためにも放牧に出したんだけど、ふっくらして大きくなっている」と目を細めた。

 ハイレベルと言われる明け4歳世代の牝馬ソルヴェイグ。指揮官は「チャンスはあるし、今年は大きいところを狙って頑張ってほしい」と力を込めた。始動戦で結果が出れば、スプリント界の頂点も見えてくる。

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2017年1月26日のニュース