【シルクロードS】コウセイ 3戦連続の京都“攻勢”で重賞初挑戦

[ 2017年1月25日 05:30 ]

 【美浦ドキュメント=24日】筑波おろしが吹き付ける北馬場のスタンド前。上原師がセイウンコウセイ(シルクロードS)の馬体写真を見つめている。「立ち姿はたしかに中距離体形だけど、走らせると短距離なんだよね。今週もいい競馬になると思うよ」。写真を見せた長老記者・梅崎に笑顔を向けた。

 短距離に強いアドマイヤムーン産駒とはいえ、その変身ぶりには驚かされる。初勝利を挙げるのに7戦もかかりながら、昨年の3歳春以降は7戦5勝。京都の準オープン、オープン特別連勝の勢いに乗って重賞初挑戦だ。「ソエが出たり、トモが緩かったりしていたが、体質が強くなったのが大きい」と語る同師。前走後、鞍上の松田は“スタートでスッと前に行けて、直線でもう1段ギアが上がります”と師に報告したという。「そんなスピードをフルに生かせるのが直線平たんの京都。オーナー(ネロも所有する西山茂行氏)は2頭出しになってしまうが、得意コースなので使わせていただく」。3戦連続の京都“攻勢”から目が離せない。

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2017年1月25日のニュース