【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】21日中山6R 好素質の(外)パルトゥーが速さで圧倒

[ 2017年1月21日 08:00 ]

 北半球と南半球では季節が反対になるため、日本が厳寒期を迎えた現在のオーストラリアは真夏。競走馬の生産サイクルも半年ずれており、北半球産の3歳馬にとっては「遅めのデビュー」となるこの時期も、南半球産の3歳馬にとっては、むしろ「早めのデビュー」になる。誕生日が半年も遅ければ成長スピードの差は相当あるが、日本に輸入される南半球産馬は好素材ばかり。負担重量で2キロのアドバンテージがあることを考慮すると、積極的に狙うのが得策だと思う。

 きょう土曜の中山6R新馬戦で初陣を迎える◎パルトゥーは、オーストラリアで14年8月15日に生まれた南半球産馬。管理する田村師は「半年遅れで、いかんせん子供だね」と語りつつも「動きはいい。手先が軽く、能力はある」と素質を高く評価している。先週の除外で1本多く追えたことで仕上がりはさらに進み、初戦としては間違いなく水準以上の出来。気性的に若さを残している点を考慮すると、砂をかぶる不安が最も少ない大外枠に入ったのは好材料。52キロの軽量を生かし、先行押し切りが濃厚とみた。

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2017年1月21日のニュース