【先週の新馬戦】８Ｆ前後なら馬場不問…火曜京都のチリーシルバー

　代替開催となった火曜京都で勝ち上がったのは唯一の関東馬チリーシルバー。４番手追走から楽に前を捉え切ったレース内容はもちろん、遠征でレースが２日延びたにもかかわらずきっちり力を出し切った精神力も高く評価できる。同じ萩原厩舎で１１年全日本２歳優駿を制したオーブルチェフと同じマリブムーン産駒。マイル前後なら芝、ダートを問わない活躍が期待できる。

　月曜中京の芝２０００メートル戦は牝馬のタガノアスワドが逃げ切りで人気に応えた。重馬場＆マイペースの逃げで走破時計は平凡だが、２着に３馬身半差。ラストもしっかり伸びており、オークス路線で注目の存在となりそうだ。中山唯一の芝戦は１番人気のスカルバンがＶ。掛かり気味に好位を追走して最後は２着馬と首差だったが、高い能力を感じさせる走り。折り合い面が成長すれば上のクラスでもやれる。