14年の菊花賞馬、トーホウジャッカルが右前屈腱炎で引退…

[ 2017年1月8日 05:30 ]

14年の菊花賞を制した酒井騎乗のトーホウジャッカル
Photo By スポニチ

 14年の菊花賞馬トーホウジャッカル(牡6=谷)が右前脚に屈腱炎を発症したため、引退することが7日、分かった。今後は種牡馬入りするが繋(けい)養先は未定。京都競馬場で取材に応じた谷師は「正月明けにエコー検査をして判明した。詳しいことは馬主さんと相談してからになるが、来週中には競走馬登録を抹消して北海道に移動する予定」と明かした。

 昨年12月の金鯱賞(11着)後は春の天皇賞を目標にしていたが、無念の引退となった。谷師は「天皇賞の前にどこかを使おうとしていたんだけどね。最初から体質の弱い馬だったけど、クラシックも獲らせてもらったし本当にありがたい。ここまでよく頑張ってくれた」と愛馬をねぎらった。

 東日本大震災が発生した11年3月11日に生まれた。2歳時には重度の腸炎を患って生死の境をさまよったこともある。史上最速のデビュー149日目で菊花賞を優勝。「日本レコードで勝っているし、スピードもある。父スペシャルウィークの後継(種牡馬)になってくれれば」とエールを送った。JRA通算13戦3勝。

続きを表示

2017年1月8日のニュース