【立川・ガールズGP】2年ぶり女王返り咲き!梶田が2度目の女王に

[ 2016年12月29日 05:30 ]

クイーンに返り咲き仲間に胴上げされる梶田
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 梶田がクイーンに返り咲き――。グランプリ2016シリーズが28日、立川競輪場で開幕した。初日11R「ガールズグランプリ2016」は人気を集めた梶田舞(29=栃木)がまくり追い込んで優勝。賞金1000万円(副賞含む)を獲得し14年以来、2回目の賞金女王に輝いた。

 満点の走りで2年ぶり女王に返り咲いた。14年岸和田ガールズGPを制した時と同じ6番車。梶田が直線鮮やかに突き抜けた。「直線の伸びは練習していた。出せて良かった。私の持ち味。届くと思っていました」

 スタートで前から2番目の位置を確保。奥井が主導権を奪っていくとスッと3番手に追い上げた。あとはまくってきた児玉に合わせてグッと踏み込んだ。完勝だった。

 「思った展開と違ったけど、その中で動けたのはGPでは初めてでビックリ。うまく立ち回れたし落ち着いて行けた。バックで誰か来るか見ていたら児玉さんが来た。踏み負けなければ勝てるかなと思った」。8月佐世保以降、負けたのは1度だけ。それも短期登録の外国人選手が相手だった。後半戦は日本人相手ならほぼ無敵の状態だった。

 「練習の感じがいいし崩さずいけば、さらに良くなると思っています」。優勝賞金1000万円をゲット。さて使い道は?

 「自分のためにクリップバンドと(誘導用)バイクが欲しい。さらに引っ張ってもらえるように」

 自転車に没頭して努力を惜しまない。最強女王の座はもう誰にも譲らない。

 ◆梶田 舞(かじた・まい)1987年(昭62)1月26日生まれの29歳。東京都台東区出身。日体大卒。通算成績は260戦163勝。通算取得賞金は6344万円。師匠は坂本英一(栃木=59期)。好きな食べ物は焼き肉、イチゴ。1メートル57、57キロ。血液型O。

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