【立川・ガールズGP】9月以降21戦20勝!梶田が魅せる女王の舞

[ 2016年12月28日 05:30 ]

梶田舞(左)と話す山田裕仁氏
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 14年賞金女王が万全の態勢で大一番を迎える。「今年で一番いい状態です。後半にかけて(調子が)良くなっている」。梶田はおっとりとした口調ながら、自信の言葉を口にした。2度目の日本一へ不安要素は何一つない。

 後半戦、すさまじい勢いで白星を積み重ねた。9月以降は21戦20勝(勝率、連対率は共に95%)。唯一着外(5着)に敗れた11月京王閣決勝は短期登録の海外選手が相手。日本のガールズ相手に土つかずの快勝劇を連発した。絶妙な位置取りから繰り出されるまくり、差しのスピードは女子No・1だ。さらなる上積みを目指し「自分に足りないところを練習してきた。あとはチャンスを逃さないように仕掛けるだけ」と気合を込めた。

 立川バンクは梶田に追い風が吹く。13年の当地ガールズGPは「歩けない状態」の腰痛に苦しみ5着だったが、その後の3開催は全て完全V。通算100勝のメモリアルを達成した思い入れもある。「普通開催は負けたことがない。立川は縁起がいいバンク」。登録は栃木だが出身は東京都台東区。「東京は私の古里。22年間住んできた東京に恩返ししたい」と秘めた思いを語った。

 頂点に立った14年のガールズGPと同じ6番車。緑の勝負服を身にまとった“最強オールラウンダー”が栄光のゴールを駆け抜ける。

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2016年12月28日のニュース