【有馬記念】ミスターX シュヴァルグランG1戴冠へ手が届く!

[ 2016年12月25日 05:30 ]

 中山10R・有馬記念はシュヴァルグランに懸ける。半姉にヴィルシーナ、半妹にヴィブロスのG1馬を持つ良血で、シュヴァルもG1戴冠に間違いなく足りる器だ。ここまでG1・3着2回(16年天皇賞・春、ジャパンC)。もう手が届く。

 前走・ジャパンCはキタサンブラックのマイペース逃げと展開が向かない中で、後方から追い上げての3着。プラス8キロでの出走だったが、友道師は「結果的に重かった。中間はシェイプアップを意識して調整してきた」と説明。事実、CWコースでの最終追いで以前にはなかった反応の良さを披露。上積みは大きくありそうだ。

 追い込み一辺倒の脚質のために前回のような展開になればお手上げだが、今回は様相が違う。マルターズアポジー、サムソンズプライドといった快速型がそろって道中の流れは速くなりそう。同年のアルゼンチン共和国杯を制しての優勝なら昨年ゴールドアクターの再現。外から疲弊した先行勢をまとめて抜き去る。馬単(14)から(1)(2)(6)(11)(13)(15)へ。

 中山9R・ホープフルSはレイデオロ。藤沢和厩舎の2歳重賞3連勝の可能性が高い。デビュー前から同厩のソウルスターリング(阪神JF優勝)、サトノアレス(朝日杯FS優勝)をしのぐ前評判だった同馬。前走・葉牡丹賞の2分1秒0のV時計は文句なしに優秀で、小回り中山で一気に9頭を抜き去った末脚は超一流のそれだった。

 中間の調整も順調そのもので、「タフな馬だから中2週でも順調に来ている」と師。2歳G1連勝中の名将の言葉なら心強い。デビュー2戦をともに2000メートルで勝っているのも魅力。クラシック候補の重賞初勝利は堅い。馬単(2)から(4)(5)(6)(7)(13)へ。

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2016年12月25日のニュース