【有馬記念】(13)デニムアンドルビー 叩いた効果抜群“激変”期待

[ 2016年12月25日 05:30 ]

<有馬記念>中山競馬場に到着したデニムアンドルビー
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 デニムアンドルビーは出走メンバー16頭の中で、真っ先に中山競馬場に降り立った。レース前日の午前5時、キタサンブラックと同じ馬運車で栗東を出発。昼前に決戦の舞台に到着した。小滝助手は「高速道路もガラガラで順調に来られましたよ」と報告。経験豊富な6歳牝馬で「いろんな所に行っている。おとなしい馬が2頭一緒にいたのも良かった」と目を細めた。

 13年のジャパンCはジェンティルドンナを鼻差まで追い詰めた2着。昨年の宝塚記念も首差2着と、自慢の末脚は牡馬相手でも十分通用する。屈腱炎で1年以上の休み明けだった前走(金鯱賞8着)も見せ場十分。直線で前が壁になり全く追えなかったが、上がり3Fは最速32秒8をマーク。騎乗したバルザローナは「あれがなければという手応えだった」と悔しがった。そして「使って良くなる感触はあったし、ポテンシャルが高いのも分かった」とコンビ継続に力を込める。

 長期休養明けを叩いて急上昇ムード。小滝助手は「こんなに変わるものなのかというぐらい、いい感じ」と手応えを口にする。「昨日(金曜)も坂路で持っていかれそうになった。馬がやる気になっている。久々のG1に向かうにはいい雰囲気」と期待を寄せた。

 2年前の有馬記念は9着に敗れたが、勝ったジェンティルドンナとは0秒4差。ペースが上がらず位置取りの差がモロに出た。先行勢がそろった今年は、強敵を何度も追い詰めた“神脚”でゴール前強襲する。

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2016年12月25日のニュース