【中山大障害】ミスターＸ　重賞３連勝中オジュウチョウサン中心

　中山１０Ｒ・中山大障害はオジュウチョウサンの力が抜けている。今年４月の中山グランドジャンプでサナシオンに３馬身半差の快勝。そこから軌道に乗り、続く東京ジャンプＳ→東京ハイジャンプと重賞３連勝中だ。特に前走はカラ馬が常に視界に入る位置にいる圧倒的な不利。４角ではフラフラするカラ馬に大きく外へ膨らされる危険なシーンもあった。それでも最後までめげずに伸び続けてＶ。２着マキオボーラーとは１馬身半だったが決定的な差があった。

　和田郎師は「あのレースで気持ちが萎えないんだから凄い。中間ですっかり疲れは取れた。気持ちが乗ってきたし、体の張りも出てきた」と状態に太鼓判。昨年の最優秀障害馬アップトゥデイトは、前走・阪神ジャンプＳで２着ながらも勝ち切れない近３走を見れば最盛期の勢いはない。ここはチョウサンが中心。馬単（９）から（１）（２）（５）（１１）（１２）へ。