【有馬記念】シュヴァルグラン万全 友道師「良い感じで成長した」

[ 2016年12月23日 05:30 ]

友道康夫調教師
Photo By 提供写真

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、有馬記念にシュヴァルグランを送り込む友道師を直撃した。

 −−シュヴァルグランの前走(ジャパンC3着)はその前からプラス8キロの482キロ。

 友道師 前々走(AR共和国杯1着)時が栗東を出た後、東京競馬場の計測でかなり体重が減っていたんです。前走時はそれを考慮していったところ馬が慣れたのか今度は減りませんでした。

 −−では少し重かった?

 数字を見ると少し余裕があったか?と思えましたが、見た感じは特に太いようには思えませんでした。

 −−道中は?

 よい感じで走っていたけどスローペースでもあり追い込み切れませんでした。(福永)祐一は勝負どころですぐに反応しなかったのはやはり体に少し余裕があったせいか?と言っていました。

 −−それでもゴール前はよく追い上げていた。

 枠も大外(17番)だったし、内容としては決して悪くありませんでした。

 −−今回も外(14番)枠になってしまいました。

 ただ馬の並びを見ると決して悪くありません。サトノダイヤモンドら有力馬を見る位置で競馬ができると思っています。

 −−肝心の仕上がりは?

 有馬記念の控えていたジャパンCと違い、今回はこの後を考える必要がない。その分、いけるところまでいこうという感じでしっかり仕上げました。

 −−最終追い切りは福永騎手が騎乗。

 1週前にしっかりやっているので当該週は反応を見る程度。それでも「完璧に仕上がっています」と言ってくれました。

 −−中山は初めて。

 乗り難しい馬ではないので心配していません。祐一がコーナー6つの中山は絶対合っていると自信を持ってくれているのもよいです。

 −−3歳時と違い、G1に手の届くところまできている。

 そうですね。以前とは常歩の時からしっかりした感じが違います。本当に良い感じで成長してくれました。

 −−もう1頭の管理馬ムスカテールは絶好枠(3番)。

 相手なりに走れるタイプだし、毛ヅヤも良い。以前と違い脚元も不安はなくなったのでこちらにも期待しています。

 −−2頭とも楽しみ。

 もちろんです。厩舎的には今年は凱旋門賞挑戦などもありましたが、最後は良い形で締めくくりたいです!!

続きを表示

2016年12月23日のニュース