川崎競馬の大物2歳コスモス 期待膨らむホープフルS参戦

[ 2016年12月23日 05:30 ]

ホープフルSでの快走を誓うコスモス
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 【地方競馬です!!】川崎の大物2歳がいよいよ中央でベールを脱ぐ。25日、有馬記念直前のG2ホープフルS(中山芝2000メートル)に挑むコスモス(牡=河津、父フリオーソ)。岡田繁幸オーナーが英ダービー参戦も視野に入れるほどの逸材だ。21日に川崎本馬場で最終追い切り。3歳僚馬を追走し、余裕十分に3馬身先着。追えば動くタイプだが直線だけ軽く刺激を与えて反応を見る形。「満足のいく動きだった」と語る河津師の表情に不安の色はみじんも感じられなかった。

 11月の新馬で9馬身差V。続く大井の特別も逃げ切った。着差は2馬身半だが「無理なく運んでの結果だからね。強い勝ち方」と師。まだ能力をフルに発揮していない。さらに師は「奇跡」という言葉を繰り返した。9月の大病(腹痛)で命も危ぶまれたのだ。「(強い)生命力の一語。立ち直った後、心配した内面も大丈夫だった。よく眠る馬だし、これから(本格的に)成長するだろう」。状態は確実にアップ。初の芝については「体形、フットワークからこなせる。騎手の指示に従順で全く掛からない。距離はいくら延びても問題ない。瞬発力がありそう」。その馬名「宇宙」のように師の期待も無限の広がりを見せる。(池田 裕文)

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2016年12月23日のニュース