【有馬記念】伏兵ムスカテールが幸運の3番枠!中谷「最高の枠」

[ 2016年12月22日 05:30 ]

ムスカテール騎乗の中谷(右)と友道師。左は細江純子氏
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 伏兵が好枠ゲット!!21日に行われた有馬記念枠順抽選。過去60回で最多10勝を挙げる幸運の「3番」には、伏兵ムスカテールが入った。また、陣営逃げ宣言で注目のマルターズアポジーは、昨年ゴールドアクターが制した7番に決定。両陣営とも納得の抽選結果となった。

 07年マツリダゴッホなど過去60回で最多10勝を挙げる最強枠「3番」を引いたのはムスカテール。中谷は「最高の枠。スタートは速くないが、スピードに乗せて前に付けたい」と手放しで喜んだ。デビュー19年目で有馬記念初騎乗。「たった16人しか立てない舞台に立たせてもらえて感謝しています。結果で応えたいですね。一発狙っていきますよ」と気を引き締めていた。

 逃げ宣言のマルターズアポジーにとっては枠順は最重要事項。一番クジを引き当て緊張気味に武士沢と堀井師が壇上へ。「7」の数字を確認すると、ニッコリと顔を見合わせた。昨年ゴールドアクターが制した縁起の良い数字。武士沢は「初速が速いので(ハナを奪うのに)いい枠だと思います。周りを見ながら運べますしね。迷わず行きますよ」と力強い。逃げ馬は92年メジロパーマーがブービー人気V。「競馬は何が起きるか分かりませんからね。僕も気負いはない」と06年(トウショウナイト7着)以来のグランプリ騎乗に腕をぶしていた。

 「サトノ」の2頭は仲良く緑色の6枠に収まった。池江師も「勝負服の色と、いいコーディネート」と喜んだ。11番サトノダイヤモンドについてルメールは「残っていた中ではいい枠。レースのイメージも湧きやすい」と歓迎ムード。12番サトノノブレスのシュミノーは「少し外めだけど頑張ります」と笑顔。香港ヴァーズのサトノクラウン、朝日杯FSのサトノアレスと2週連続でG1を制している里見治オーナーの勢いも味方に、グランプリも席巻するか。

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2016年12月22日のニュース