【有馬記念】ブラックで決まり!JC1番人気で勝った馬V率100%

[ 2016年12月20日 05:30 ]

データ面でも圧倒的な優位性を誇るキタサンブラック
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 暮れの国民的競馬イベント「第61回有馬記念」。今回はスペシャル拡大版で過去10年から20年に拡大してデータを分析。その結果、V候補にはジャパンCを制したキタサンブラックを指名。そのジャパンCでブラックに迫ったサウンズオブアースも虎視眈々(たんたん)と逆転Vを狙っている。

 (1)年齢 過去20年の優勝馬は全て3〜5歳。6歳以上馬は2、3着はあるものの、、勝ち切るまでは厳しいのがグランプリ。ジャパンCや宝塚記念で牡馬相手に好走歴がある牝馬デニムアンドルビーは既に6歳。常識的には苦戦か。

 (2)前走 やはり古馬は天皇賞・秋とジャパンCが王道。菊花賞組は勝っていることが条件となる。過去には凱旋門賞や毎日王冠、アルゼンチン共和国杯からも勝ち馬が出てるが、今年は該当馬なし。アルバートやヤマカツエースは重賞を勝っての参戦で勢いが魅力も、王道組に比べると戦歴がパンチ不足。マリアライト、ミッキークイーンはエリザベス女王杯からの転戦が割引。牝馬は天皇賞・秋かジャパンCで牡馬と好勝負してこないと、ここでは厳しい。

 (3)今年の成績 該当20頭中19頭が、その年にG2以上を勝つかG1連対という成績を残していた。唯一の例外である98年グラスワンダーは、年明けから10カ月も休養していたから仕方ない。アドマイヤデウスは今年5戦して未勝利。好走は難しそうだ。

 (4)菊花賞組 その年の菊花賞馬が有馬も連勝したケースは3回。11年オルフェーヴルは3冠馬、12年ゴールドシップは皐月賞との2冠制覇だったた。01年マンハッタンカフェは典型的な夏の上がり馬で、春のクラシックは不出走。ダービー馬が不在の菊花賞を勝っただけのサトノダイヤモンドは、やや実績不足か。

 (5)JC組 前走がジャパンCだった優勝馬は9頭。うち3歳を除いた古馬7頭は、JCの時点で2番人気以内と既にファンが実力を認めていた。加えてJCを1番人気で勝った馬はグランプリ3戦3勝。

 結論 キタサンブラックで堅い。有馬は前年の2、3着馬がリベンジVを果たすケースが多く、昨年3着の実績もプラス要素。年末のトリはやっぱり、サブちゃんの「まつり」で決まり!

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2016年12月20日のニュース