【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】17日阪神11R 距離短縮でサトノラーゼンが本領発揮

[ 2016年12月17日 08:00 ]

 12月も半ばを過ぎ、忘年会シーズン真っ盛り。トレセンでは追い切りが終わった水曜の夜に開催する厩舎がほとんどで、必然的に日程が重なることになる。今週14日は、特に多くの厩舎の忘年会が集中。たくさんの厩舎と関わりがある騎手たちは、時間をずらしながら何件も「はしご」していた。チャンスはどこに転がっているか分からない。特に若手騎手にとっては、これも大切な仕事だろう。

 きょう土曜の勝負どころは、阪神11Rで◎を打ったサトノラーゼン。先週の土曜に続き、フランスの若手天才騎手シュミノーの手綱さばきに期待だ。朝日杯FSで2戦2勝のレッドアンシェルへの騎乗が決まったように、関係者の間でもシュミノーの評価は「乗れる」と急上昇。短期免許での騎乗中、存在感をグングン増していく可能性が高い。

 コンビを組むサトノラーゼンは長く勝ち星から遠ざかっているものの、昨年のダービー2着馬。当時の3着馬サトノクラウンが香港ヴァーズ、4着馬リアルスティールがドバイターフで海外G1を制しており、本来なら、オープン特別に出走するような器ではない。若き天才騎手との新コンビに加えて、芝マイル戦への距離短縮という「変わる要素」がそろった今回、強気にアタマで狙ってみたい。

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2016年12月17日のニュース