【細原・騎手で獲る　特別編】２７日京都５Ｒ　初陣チェスナットコートがタフな舞台で底力発揮

　土曜の京都２歳Ｓは当コラムで推奨した◎カデナがＶ。父ディープインパクト譲りの非凡な瞬発力で差し切った。これに象徴されるように、土曜の京都芝は各ジョッキーが“外差しを意識”した進路取り。内ラチ沿いを通った馬は伸びあぐね、逃げ馬でも直線は馬場の中央寄りに持ち出していた。関西地方は土曜夜から雨で、日曜も終日で雨となる見込み。きょうは脚抜きが良くなるダートは先行勢、芝はパワータイプに注目したい。

　芝の推奨は京都５Ｒ・チェスナットコート◎。父ハーツクライ×母父クロフネの配合で底力にたけた血筋。調教でも重馬場の坂路を力強い脚取りで駆け上がり時計以上の迫力だった。安藤助手は「まだ緩さはあるが、追う度に動きは良くなっている。能力は高いので」と好感触。タフな舞台で初陣Ｖ決める。馬券は単複で。

　ダートの推奨は京都７Ｒ・アンクルダイチ◎。初芝の前走（１６着）は適性示さず参考外の一戦。中間は馬体を立て直して活気のある動き。ここ単騎逃げも見込める相手で、鉄砲も【２１１１】と利くタイプ。いきなりから全開だ。馬券は馬連・馬単。相手はアレット、テイエムシャンパン、サンビショップを厚めに。サニーデイズ、サイモンゼーレ、チャームを押さえる。