【マイルCS】圧巻11秒3!!あるぞタイホーの一発

[ 2016年11月18日 05:30 ]

CWコースで追い切られたテイエムタイホー

 【G1ドキュメント=17日】マイルCS出走馬の栗東組で最後に追い切ったのはテイエムタイホーだ。午前9時半すぎに角馬場に現れ、寺下は調教スタンド3階で動きをチェックした。

 約20分間体をほぐした後、CWコースへ。単走で徐々にペースを上げると、直線は圧巻の伸びを見せた。外ラチ沿いをダイナミックに駆け抜け、ラスト1Fは11秒3だ。前日に追い切ったサトノアラジン(11秒6)を上回る超抜タイム。スタンド2階で見守った鈴木孝師も「しまい重点で予定通り。1回使えば良くなるタイプだし、上積みはある」と満足げに切り出した。

 厩舎は先週のエリザベス女王杯にプリメラアスールを送り込み、単勝14番人気ながら5着に逃げ粘った。◎推しで“夢”を見た寺下は、今週も侮れないと注目するダークホースだ。同じ舞台のスポニチ賞京都金杯は13番人気で2着激走。指揮官は「1分32秒台なら厳しいけど、33秒台なら走れる。雨が残って他が切れる脚を使えなかったらチャンスもある」と不敵に笑った。

 昨年の武庫川Sは2着サトノアラジン&3着ウインプリメーラに快勝、六甲Sはサトノルパン(2着)を3馬身半突き放した。強敵相手に楽勝した2戦は、共に“やや重”のコンディション。下り坂の天気予報は歓迎だ。指揮官は「2、3番手から先に抜け出して、我慢比べになれば」と波乱演出のシーンをイメージする。7歳にして、ようやくたどり着いたG1の舞台。天候、展開も味方すれば一発があるかもしれない。

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2016年11月18日のニュース