【先週の新馬戦】楽しみなグローブシアター 兄とはひと味違うセンス

[ 2016年11月15日 05:30 ]

 先週は東西で粒ぞろいの面々が初陣を飾った。まずは土曜東京ダート1600メートルのタピット産駒フォギーナイト。15年セレクトセールで2億3000万(税抜き)の超高値で取引された期待馬が、直線で馬群の狭い所をこじ開けてV。レース中はまだ幼い面を見せ、使えばさらに良くなりそうなタイプだ。当ダート世代の成長株として注目。

 土曜京都芝1400メートルのレイズアベールは、先行勢総崩れの展開を2番手から難なく押し切った。6日のアルゼンチン共和国杯3着ヴォルシェーブやリルダヴァルといったオープン馬をきょうだいに持ち、秘める素質は十分。日曜京都芝1800メートルを外から差し切ったのは、昨年の2歳王者リオンディーズの全弟グローブシアター。荒々しさが魅力だったエピファネイアなどのきょうだいたちとはひと味違ったセンスの良さを印象付けた。

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2016年11月15日のニュース