菜七子 世界初戦は「悔しい」7着…「この経験生かし海外初勝利を」

[ 2016年11月15日 05:30 ]

7着でレースを終えた藤田菜七子騎手(撮影・平松さとし)

 UAE・アブダビ競馬場で13日(日本時間)深夜に行われた国際女性騎手招待競走「レディースワールドチャンピオンシップ第15戦」(芝1600メートル)で海外初騎乗を果たした藤田菜七子(19)は、15頭立ての7着に終わった。

 コンビを組んだアフアルハザー(牡6)は主催者レーティングでは最上位だったが、ここが約2年ぶりの出走。12番ゲートからスタートを決めて道中は好位を進むも、3角すぎで徐々にポジションを下げていく。直線も上位争いに加わることのないまま1、2着馬には大きく離されてゴールした。菜七子は「スタートは良かったのですが、3コーナー辺りで手応えが怪しくなった」と唇をかんだ。

 騎乗機会を増やす目的で3月のデビューから日本各地で騎乗してきた菜七子。初騎乗の川崎競馬場から始まり、アブダビが17場目の競馬場(パドックの放馬で騎乗できなかった英国含む)となった。この日も世界で活躍する女性ジョッキーたちと交流する貴重な経験を積んだ。「(結果は)悔しいですが、この経験を生かしてJRAでも頑張りたいし、海外初勝利も目指して頑張ります」と前を向いていた。

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2016年11月15日のニュース