【武蔵野S】芝並みのレコード決着!タガノトネールが中央重賞初V

[ 2016年11月13日 05:30 ]

<東京11R・武蔵野S>コースレコードでレースを制したタガノトネールと田辺(右)。左は鮫島師

 東京土曜メインの「第21回武蔵野S」は8番人気の田辺騎乗タガノトネールが直線入り口で先頭に立って快勝。コースレコードでJRA重賞初制覇を飾った。

 冬に強いセン馬のスピードはゴール前でも止まらない。タガノトネールは2着ゴールドドリームに1馬身1/4差。後続に影も踏ませないまま押し切った。勝ち時計1分33秒8は今年のフェブラリーSでモーニンがマークしたコースレコードを0秒2更新する芝並みのタイム。引き揚げてきた田辺は「タイムが出やすい馬場(重馬場)とはいえ、レコード勝ちは立派。早めに動いて正解だった」と笑みを浮かべた。

 昨年、鼻差2着のうっ憤を晴らす快走に鮫島師も満足顔。「気温が下がると調子を上げるタイプ。この季節は走るんです。大跳びのスピードホースだから東京の時計の速いダートも合っていた」と振り返った。優先出走権を獲得したチャンピオンズC(12月4日、中京)の出否は今後の状態を見て決められる。

 ◆タガノトネール 父ケイムホーム 母タガノレヴェントン(母の父キングカメハメハ)セン6歳 栗東・鮫島厩舎所属 馬主・八木良司氏 生産者・北海道新冠町タガノファーム 戦績38戦8勝(うち地方5戦1勝) 総獲得賞金2億2307万8000円(地方含む)。

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