【エ女王杯】ミッキークイーン90点 目つき穏やかで集中力もキープ

[ 2016年11月9日 05:30 ]

430キロ台の体重だが、小ささを感じさせないつくりのミッキークイーンの立ち姿

 ミッキークイーンは430キロ台の体重ですが、小ささを感じさせないつくりです。前後肢に立派な筋肉を身に付けて、フックラとしている。体の維持が難しい牝馬にとって、このフックラさはとても大切です。曇り空での撮影にもかかわらず、毛ヅヤも輝いています。よほど体調がいいのでしょう。

 立ち姿を見ると、今春のヴィクトリアマイルよりも落ち着いていることが分かります。当時は気負いを示すように後肢を前方に寄せて立っていましたが、今回は本来の立ち位置です。尾もスムーズに垂れていて平常心を伝えています。表情も今春より良くなった。鋭かった目つきが穏やかになっています。リングバミをしっかりくわえており、集中力も保っています。

 ただ、気になることが2つあります。一つは両前のバンデージ。ヴィクトリアマイル時も着けていましたが、今回はその先端から冷却用の湿布がのぞいています。用心しているのでしょう。もう一つは腹周り。半年の休み明けだけに少し太い。今週の追い切りでどこまで絞れるかがポイントです。

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2016年11月9日のニュース