【浜松・日本選手権】鈴木圭がSG連勝&完全V!表彰台で号泣

[ 2016年11月7日 05:30 ]

賞金ボードを前に笑顔の鈴木圭一郎(中央)

 浜松オートレース場のSG「第48回日本選手権」優勝戦が6日、最終12Rで行われ、2周3コーナーで先頭に立った鈴木圭一郎(21=浜松)が快勝。10月の川口全日本選抜に続くSG連勝と、自身初となるSG完全Vの偉業をダブルで成し遂げた。

 最初から最後までニューヒーローの独壇場だった。SG、しかも選手権という格式の高いタイトルで完全V。表彰台で鈴木圭は号泣した。「泣くつもりはなかったけど、ファンの方があんなに残ってくれて声援も凄かったから」。抜群のスタート。1コーナーは青山に先制を許したが余裕の2番手。2周3コーナーで早々と逆転し、迫られることなく押し切った。

 「スタートは3番手と思っていたが2番手でラッキーだった。青山さんが滑っていたし、走路温度が高いので早めに抜かないとやられると思っていた」。最後の最後にかわした川口SGとは戦術一変。「1番人気でも緊張はしなかった。SG初Vの時よりうれしい。やっとSGを獲れた実感が湧いた」。その姿には早くもトップレーサーの風格が漂う。

 「(中村)雅人さんのように後半で強いエンジンに仕上げてみたい。抜いていくレースが格好いいから」。SG連勝してなお、目標がある。鈴木圭の進化は止まりそうにない。

 ◆鈴木 圭一郎(すずき・けいいちろう)1994年(平6)11月30日生まれ。東京都出身。浜松支部所属。13年7月1日登録の32期生。ポケバイレース出身。同期は益春菜、吉原恭佑、中村友和、鈴木宏和ら。通算11V(SG2V、G1・3Vを含む)。1メートル59、51キロ。血液型A。

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2016年11月7日のニュース