【スワンS】サトノアラジン重賞2勝目 今週もサトノ旋風

[ 2016年10月30日 05:30 ]

川田を背に外からかわすサトノアラジン(手前)
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 京都土曜メイン「第59回スワンS」は2番人気サトノアラジンが春の京王杯SCに続く重賞2勝目。先週の菊花賞を制したサトノダイヤモンドと同じく里見治オーナー、池江師の組み合わせ。2着にサトノルパンが入り、同一馬主ワンツーフィニッシュとなった。

 6枠11番からスタートしたサトノアラジンは道中じっくり構えて後方待機。4コーナーで馬群の外へ。そこで進路を確保すると追えば追うだけ加速。メンバー最速の上がり3F33秒6で次々と前をかわして突き抜けた。川田は「何よりリズムを重視しながら直線でいい脚を使えるように、と思っていました。初めから外に出す計画だったので、外だけを目指して迷うことなく外に出しました。いい脚を使ってくれたし、次(マイルCS)が楽しみになりました」と称えた。

 安田記念4着以来、約5カ月ぶりの実戦とあって、ここはまだ良化の余地をたっぷり残した段階。にもかかわらず、結果を出してマイルCS(11月20日、京都)に弾みをつけた。池江師は「凄いですね。豪快な走りでした。今週の追い切りを長めからしっかりやったのが効いたんだと思います。いつも2、3走目がいいタイプ。いい状態でマイルCS、香港マイル(12月11日、シャティン)に臨めそうです」と期待を膨らませた。

 先週の菊花賞を制したサトノダイヤモンドと同じく里見治オーナーの所有馬で池江師が管理。天皇賞・秋に出走するサトノノブレスに重賞Vリレーのバトンをつなげた。

 ◆サトノアラジン 父ディープインパクト 母マジックストーム(母の父ストームキャット)牡5歳 栗東・池江厩舎所属 馬主・里見治氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績21戦7勝 総獲得賞金3億649万9000円(戦績、賞金ともに海外含む)。

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2016年10月30日のニュース