【天皇賞・水曜秋追い】アンビシャス G1制覇へ機は熟した

[ 2016年10月26日 15:25 ]

 毎日王冠2着から盾獲りに挑むアンビシャス。最終追いは同じく天皇賞に出走する僚馬ヒストリカルと坂路で意欲的な併せ馬。両者気を抜かせない競り合いで4F53秒8―1F12秒7。馬場の悪い時間帯を考えれば十分速く、無理がない。この朝は音無師の饒舌(じょうぜつ)が出来の良さを物語っていた。

 「きょうはしまい重点。“走らない”ヒストリカルと併せた。走る馬とやったら、やり過ぎるから」

 ハードに追う必要がなかったのは前哨戦の内容が満点に近かったから。上昇度は青写真通り。指揮官に危ぐがあるとすれば折り合い面。昨年は豪快に掛かって5着。話題が先週のブラジルCをミツバで逃げ切った鞍上(横山典)に及ぶと。「じゃ、うちの馬も逃げるかもな(笑い)。状態は悪くないが、とにかく引っ掛かったら終わり。当日の運に任せるしかないな」

 そう笑い飛ばしながらも大阪杯でキタサンブラックを沈めた鞍上に絶大な信頼を寄せている。G1制覇へ機は熟した。(オサム) 

続きを表示

2016年10月26日のニュース