【天皇賞・秋】アドマイヤデウスを見限るな!枠次第で真価見せる

[ 2016年10月26日 05:30 ]

厩舎で軽く運動するアドマイヤデウス
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 【G1ドキュメント=25日】アッと驚く高配当を提供して、“何でこんなに人気がなかったんやろ!?”と言われているかもしれない。その馬とは天皇賞・秋で2桁人気必至であろうアドマイヤデウスである。多くのファンが“力不足”と切って捨てるだろうが、よくよく考えれば前走の京都大賞典では現役屈指の実力馬キタサンブラックから首差の2着。今回有力視されるラブリーデイには先着しているのだから、全く力が足りないこともない。岡崎が厩舎を訪ねると、担当の松田助手が愛馬の“不当評価”に渋い顔を見せた。

 「どうせ印は集まらんのやろうけど、俺はチャンスがあると思ってるよ。馬は去年より良くなっているし、今が充実期と違うかな。2000メートルは短いんとちゃうかとか言われるけど、3勝してるんやで」

 G1での7戦がオール掲示板外に対し、それ以外では【5・2・4・0】だから、大一番では力不足に思われるかもしれない。しかし、古馬になって以降の5戦に限れば、2回走った天皇賞・春は「距離が長かった」と松田助手。天皇賞・秋とジャパンCはいずれも8枠とあって、前者が最後方待機、後者が2番手という“奇手”に出るしかなかったので度外視でいい。残る1戦、唯一まともな競馬ができた昨年末の有馬記念は0秒3差の7着だから、やはり力はあるのだ。

 「休み明けを使った上積みがあるし、どんな競馬でもできる器用さもある。乗り慣れたジョッキー(岩田)でいけるのもいいね。あとは東京2000だし、やっぱり内枠が欲しい」

 昨年は大外18番枠がこたえての11着だがメンバー中最速タイの上がり3F33秒4をマーク。運はなかったが意地だけは見せた。今年は運も味方に付けて、真価を見せるか。

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2016年10月26日のニュース