【天皇賞・秋】ラブリーデイ100点!筋骨隆々の老い知らず

[ 2016年10月26日 05:30 ]

ラブリーデイ
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 ラブリーデイは今年一番の状態です。春とは一変していると断言しておきましょう。宝塚記念時は凄みが感じられず、次位の95点にとどめましたが、今度は文句なしに満点です。馬体の張りは4連勝を飾った昨年の天皇賞時と比べても遜色ないほど戻っています。父キングカメハメハ譲りの岩のような野性味あふれる体つき。首から肩、トモに凄い筋肉をつけています。四角張ったモーリスの馬体とは異なり、丸みのある中距離ホースの体形。腹周りも適度に引き締まり、理想的な仕上がりです。

 6連敗で迎える6歳秋の盾決戦。5歳時の勢いは確かにありません。忍び寄る衰えを指摘する声も耳にします。だが、立ち姿には老いなどみじんもない。むしろ、成熟した感すら漂わせています。筋骨隆々の馬体を持っている半面、立ち姿は元々、少し硬く映り、動かしても硬いピッチ走法でした。今回はその硬さが取れているのです。

 力を宿した目の輝き。四肢を大地にしっかり着けた立ち方にも好感が持てます。耳を左右に向けているのはいただけませんがこれは写真撮影時にいつも見せるしぐさ。ハッピーな精神状態です。

 蹄を見ると、宝塚記念に引き続きノーマル蹄鉄の着用。冬場はエクイロックス(接着蹄鉄)で固めていた両前肢の蹄もいいコンディションを保っています。シンボリクリスエス(02、03年)以来、歴代2頭目となる天皇賞・秋連覇が可能な馬体です。

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2016年10月26日のニュース