【菊花賞】マジェスティ、課題の折り合いクリアで「距離大丈夫」

[ 2016年10月21日 05:30 ]

ディーマジェスティを管理する二ノ宮敬宇調教師
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 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、菊花賞に出走するディーマジェスティを管理する二ノ宮師を直撃した。

 ――ディーマジェスティの最終追い切りは南Wで6F83秒6~1F12秒9。馬なりでした。

 二ノ宮師 先週、今週と蛯名君に乗ってもらい、時計もほぼ同じくらい。動きそのものは良かったです。

 ――少し長めから行ったのは菊花賞の3000メートルという距離を意識して?

 長めといっても1F長いだけですけどね。距離を意識というより私の感覚的なところで、体を考えて、という感じです。

 ――前走(セントライト記念1着)も体はほぼできていた?

 夏は北海道で過ごし、美浦に戻す前に函館競馬場へ入れ、それなりに乗りました。おかげで馬体は充実して良い感じで仕上がっていたと思います。

 ――実際、競馬も強い内容で勝利しました。

 あくまでも目標は今回の菊花賞だったわけですけど、そこにつながるように課題もクリアしてくれる内容で、しかも勝ってくれたので良かったです。

 ――課題とは?

 やはりまずは折り合いです。長丁場なので抑えが利かないと駄目。掛かることなく馬なりで走ってくれるので3000メートルは大丈夫だと思います。

 ――初めてとなる関西圏への輸送は心配ないですか?

 金曜日には移動させ、向こうで1日乗る予定にしています。

 ――以前、スイッチが入ってうるさくなることもあるとおっしゃっていましたが?

 ディープインパクトの子だし、そういう面がないとは言いません。でもたまにそうなることもあるという程度の話で、平均的には落ち着いている方。余計な心配はいらないタイプです。

 ――皐月賞で見せた爆発力は世代No・1かと思います。

 とはいえダービーも負けているように、競馬だから結果は分からないけど、馬を信頼して臨むだけです。

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2016年10月21日のニュース