【阪神新馬戦】サトノアーサー、デビューへ 池江師は「瞬発力がいい」

[ 2016年9月29日 14:26 ]

CWを追い切るサトノアーサー

 2週連続の“衝撃”となるか。先週の阪神にフランケル産駒ミスエルテを送り出した池江厩舎から、今週は牡馬の“怪物”が土曜の芝2000メートルでデビュー。サトノアーサー(牡、父ディープインパクト)は15年のセレクトセールで1億9500万円(税別)で取り引きされた超良血。悲願のクラシック制覇を狙う里見オーナーが神戸新聞杯を勝ったサトノダイヤモンド同等の期待を寄せる大器だ。血統も一流(母キングスローズは重賞6勝)だが、稽古の動きも別格を思わせる。

 川田が騎乗した先週のCWはフォイヤーヴェルク(3歳500万)と併せ、6Fは84秒0と遅いが、仕掛けてからのラスト1Fが11秒5という極上の切れ味で2馬身差圧倒。これには鞍上も「悪い馬場でも脚色が衰えることなく、しっかり動けていた」と感心しきりだった。池江師は「ひと追いごとに動きが良くなる。瞬発力がいい。ちょっとテンションが高くてリキむ面はあるが前向きさもある」と納得の表情。POGでも屈指の人気を集めた評判馬の初陣に注目だ。

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2016年9月29日のニュース