【凱旋門賞】時計は速め、高低差“中山の2倍”で10メートル

[ 2016年9月26日 05:30 ]

序盤が上り坂になっているシャンティイ競馬場直線の坂

 今年の凱旋門賞が行われるシャンティイの芝2400メートル外回りコースの特徴として、まず外枠の馬が先にカーブを迎える独特な造りの1コーナーが挙げられる。幅員の広いバックストレッチを走り、向正面にはゲートのけん引車などが走るためのダートの切れ目があり、リズムを崩さないように気を付けたい。ここを過ぎると大厩舎の前を走る3角から傾斜の大きいダウンヒルが待ち受けており、3~4角の中間で下りきると今度は一転して上り坂。

 コース全体での高低差は10メートル。ちなみにJRAで最も高低差のある中山競馬場の勾配が5.3メートルである。約600メートルと長い直線は序盤が上り坂になっており、残り約250メートル付近を過ぎてからはほぼ平たん。シャンティイ城の建設のため(馬場の)地下の石が採掘されており、水はけが良いという特徴があり、時計は速め。芝2100メートルでトレヴが2分3秒77の世界レコードを記録している。

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