【ヤングダービー】深谷パパが1番 鎌倉涼と結婚、第1子誕生

[ 2016年9月20日 05:30 ]

6月17日に沖縄・宮古島で挙式した深谷と鎌倉涼夫妻

 プレミアムG1「第3回ヤングダービー」は20日、愛知県常滑市のボートレースとこなめで開幕する。30歳未満のNo・1を決めるヤングの祭典。3代目チャンプを狙うのが静岡支部きってのイケメン、深谷知博(28)だ。今年3月に人気女子レーサーの鎌倉涼(27=大阪)と結婚し、今月3日、第1子となる女児が誕生したばかり。パパになって初めて迎える大舞台でタイトル獲得を誓う。

 「家族が増えたのでその分頑張らなきゃ」。ボート界のビッグカップルに待望の赤ちゃんが生まれたのは今月3日。偶然、フライング休みだった深谷は出産に立ち会い、3002グラムの女の子と対面した。我が子の重みをその腕で感じ「(鎌倉の)苦しんでいる姿を見ていたので無事に生まれてきてくれて感謝」。名前は2人で相談し「呼びやすい名前がいい」と柚茉(ゆま)と命名した。

 深谷は今年3月、鎌倉と結婚。6月に沖縄・宮古島で挙式した。ニュージェネレーションの一員である深谷。鎌倉は昨年末のクイーンズクライマックス(福岡)で優出を果たしたように女子のトップ選手の一人。直接対決は過去に11回あり、7勝4敗で鎌倉の勝ち越しだ。深谷は「付き合い始めてからは対戦するのが嫌でした」と苦笑する。「向こうも選手として走っていたら、当然(今も)活躍しているが、今は走れない。なので、安心してもらえるくらいのレースを自分がしないと」。直前の18日まで“イクメン”として妻をサポートしたが、いよいよ“本業”で勝負する。

 所属する静岡支部は今年、平和島クラシックの坪井康晴(38)、桐生メモリアルの菊地孝平(38)とSG2勝。そんなボート王国の中で深谷は頭角を現し、G1タイトルを獲得するまでに成長した。SG、記念戦線を主戦場とする今年は津、三国周年記念(ともに4月)で優出するなど好調だ。「目標は誰が見ても納得できるようなレースをして勝つこと」という28歳。当然、その先にあるのはSGやグランプリのタイトルにほかならない。ヤングダービーはその登竜門。「SGに出なきゃいけない中、G1を獲ることが一番の近道なのかなと思う」。公私ともに充実の新米パパがアンダー30の頂点へ駆け上がる。

 ◆深谷 知博(ふかや・ともひろ)1988年(昭63)4月1日、静岡県生まれの28歳。静岡支部。103期として08年、浜名湖で初出走し1走目で初1着。同期は黒井達矢、小野生奈、秋元哲、渡辺和将ら。14年11月、浜名湖周年記念でG1初優出初優勝。通算成績1877戦537勝。優勝11回(G11)。1メートル64、50キロ。血液型A。

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