今年も巻き起こすか“リサ旋風”まずは今週の中山で5鞍騎乗

[ 2016年9月16日 05:30 ]

調教に臨んだリサ・オールプレス騎手

 昨年JRA10勝を挙げたニュージーランドの女性騎手、リサ・オールプレス(41)が今週から10月23日まで再び短期免許でJRAに参戦する。今週土、日曜は中山で5鞍に騎乗。藤田菜七子も憧れる今季の同国リーディングジョッキーが今年もリサ旋風を巻き起こす構えだ。

 土砂降りの中、馬上で対話をするように1頭ずつ調教をつけるリサ。その後、管理トレーナーと入念に打ち合わせをすると、パソコン画像でレースぶりもチェックした。「準備がとても大切なの。ほとんどの馬が初騎乗だから癖を確認したり、持ち味を知っておく必要もあるわ」。雨に濡れた愛用の真珠のイヤリングを拭いながら口火を切った。

 優しいルックスとは裏腹にレースでは馬混みをこじ開けてくる勝負魂と剛腕ぶり。昨年の新潟大賞典では13番人気のナカヤマナイトで2着するなど穴党ファンを興奮させた。「でも、チャンスをたくさんもらっていたから結果には満足してないわ。今年は重賞も勝ちたいしJCにも乗りたい」。

 調教師の夫と2人の息子を母国に残して単身渡航。菜七子に「一緒に乗れる日が楽しみね」と語るリサは、今週の騎乗馬の中から新馬戦のウィンガーランド(土曜5R)の名を真っ先に挙げ「力強い動きで手応えがあるわ。金曜もゲートでコンタクトを取るつもり。準備が大事なの」と瞳を輝かせた。

続きを表示

2016年9月16日のニュース